新聞各紙の報道によると、全国の児童相談所が受けた2007年度の児童虐待の相談件数は4万618件に達し、1990年度の調査開始以来、初めて4万件を超えたことが17日、厚生労働省の調査(速報値)で分かったとのことだ。

虐待に関する相談対応件数の推移

虐待に関する相談対応件数の推移
年度 相談件数 増加率
1990 1,101
1991 1,171 6.4%
1992 1,372 17.2%
1993 1,611 17.4%
1994 1,961 21.7%
1995 2,722 38.8%
1996 4,102 50.7%
1997 5,352 30.5%
1998 6,932 29.5%
1999 11,631 67.8%
2000 17,725 52.4%
2001 23,274 31.3%
2002 23,738 2.0%
2003 26,569 11.9%
2004 33,408 25.7%
2005 34,472 3.2%
2006 37,323 8.3%
2007 40,618 8.8%

 相談件数は17年連続で増加しており、児童虐待の非常に深刻な状況をうかがわせる。17日の読売新聞記事では、「社会的な意識の高まりなども増加の一因だが、実際の虐待件数自体も増えている」との厚労省による分析を伝えている。本人や家族による相談だけでなく、親戚や近隣・知人、学校等による相談も年々増加しており、虐待の事実が発覚しやすくなっているようだ。

 「虐待が増えている」という事実は憂うべきことだが、相談されることにより、子どもが虐待の被害から守られ、事態の解決につながっていることを願いたい。

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